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DigitalIllustration キャラクターデザイン ライブ配信アプリ

ブログ連動企画! 配信アプリ、ポコチャ やってみたw

 ライブ配信アプリの「ポコチャ」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。原則、顔出しはなしでパソコン作業にひたすら没頭。

①とりあえずやってみた結果、朝方なのにしばらくしたらふたり(結果的には、三人くらい?)見てくれるひとがいましたね!
 ただしこちらはライブを見ることによる特典、いわゆるポコBoxを狙っての視聴なので、宣伝効果ははなはだ期待ができないというのか実情なのか? それでもひたすらやり続ければ固定のリスナーを獲得できるのか?? う~ん…! 
 確か一日に2.5時間ぶんは時給が付くはずなので、レベルが低い自分にもうん十円の時給が付くのでしょうか(^^;)
 トップライバーは結構なお時給なのらしいですが、それよりも宣伝効果、このブログに誘導することを狙ったほうがよっぽど現実的なんですかね(^o^)

 実際は30分に満たないライブ時間だったのですが、途中で地震が起きたのでモチベーションが下がってしまいました(^^;)
 この挿し絵はまだいいのですが、ノベルのテキストを編集しているところをライブ配信したら、さすがにアカウントを凍結されてしまったりするんですかね??

 また日をあらためてチャレンジ! しても夜中でライバルがひしめきあっている時間帯だからか、誰にもみてもらえずに20分たらずで力尽きました(^^;) こんなんでも毎日やっていればライバーランクが上がったりするんですかね??

※記事は随時に更新されていきます(^^)

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DigitalIllustration ライブ配信アプリ

ブログ連動企画! 配信アプリ、SHOWROOM やってみたw

 ライブ配信アプリの「SHOWROOM」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。原則、顔出しはなしでパソコン作業にひたすら没頭。

①いざやってみたのですが、すぐに撤退するハメに…!
 正直、カメラの写せる範囲が狭すぎて、パソコン作業の画面の1/3にも満たない画角では、見る側も何をやってるのかさっぱりわからないで、ストレスがたまるばかり(^^;)
 宣伝効果は抜群、リンクを二つ貼れるので、がんばれば直接的にサイトに誘導できる気がしなくもないのですが、しんどいですね! 「ふわっち」も同様にカメラで写せる範囲は狭いのですが、モチベーションを保つのが一苦労です。
 ひとは比較的簡単に集まる実感があるのは、さすがにアクティブユーザー数が多いことの証なのでしょうか(^o^) 

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DigitalIllustration キャラクターデザイン ライブ配信アプリ

ブログ連動企画! 配信アプリ、17ライブ やってみたw

 ライブ配信アプリの「17ライブ」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。原則、顔出しはなしでパソコン作業にひたすら没頭。

①いざ満を持して今日日の最大手と目される配信ライブにトライしてみたのですが、やはり利用者が多すぎるのか、まるでライブになりませんでした…! 結果、ライブの時間が一秒のままで止まったきり(^^;) う~ん、まるでダメだったラインライブよりもキビシイのでは??
 またやってみたいのですが、モチベーションがツライですね、さすがに♡ ちなみにあるネット記事によると、実際の賑わい、アプリのアクティブユーザー数では、実は「ツイキャス」と「ニコ生」、あと「ショールーム」というのが三強で残りはかなり数を引き離されるらしいです。意外ですね!
 つまりは単純に宣伝効果を狙うのなら、この三強アプリをひたすらやりつづければいい……ということになるのか??

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DigitalIllustration Lumania War Record SF小説 ふわっち ライブ配信アプリ

ブログ連動企画! 配信アプリ、ふわっち やってみたw

 ライブ配信アプリの「ふわっち」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。原則、顔出しはなしでパソコン作業にひたすら没頭。

①まずは軽くジャブ程度にライブしてみたのですが、粘ってやれば少ないながら見てもらえるらしいことが実感できました。
 かなりクセのある配信者ぞろいで、よその配信アプリとは毛並みが違うとのことなので、意外とやり込めばウケるような気がしなくもないのですが、ツイキャスやニコ生でやったほうが宣伝効果は高いのではないかとも? ユーザーの絶対数ではここが一番少ないのがわかっているから、ちょっとビミョーです(^^;)

 挿し絵を描く都合でどうしてもざっくりとおおよそのカタチを決める必要があったものを描いてみたのですが、ライブをのぞいてくれたひとはすぐにどっかに行っちゃいましたねw
 こんな地味なのじゃ仕方ないんですが……!
 あとツイキャス、ニコ生、このふわっちとも基本は30分の時間制限がつくので、そのあたりもネックになるのか?
 大手のサイトは時間の制限はないものがほとんどなので。

②懲りずにやってみた結果、一瞬だけひとりに見てもらえたものの、30分の制限時間ではこれが限界…! ふわっちよりもニコ生やツイキャスのほうが見てもらいやすいのでは? と正直な感想が頭をよぎります。あと画角が狭いので、挿し絵の全体を移せないのもネックなのか??

 また別日の夜中にトライ! したものの、10分足らずで誰にもみてもらえないままに退散…! ツイキャスやニコ生のほうがやはりヒット率が高いのではないかと思わされるものの、ツイキャスやラインライブのように途中で強制的に停止されたりしないから、そこらへんはいいのか? すぐに電波状況がいい場所に移動してくれと言われるのですが、あいにくと自前のWI-FIのルーターのすぐ真横でやっているからどうにもこうにもです(^^;)

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DigitalIllustration ライブ配信アプリ ルマニア戦記

ブログ連動企画! 配信アプリ、ニコ生ライブやってみたw

 ライブ配信アプリの「ニコ生ライブ」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。原則、顔出しはなしでパソコン作業にひたすら没頭。

①やりはじめた途端にひとりの視聴者がいることが表示されるが、20分ほどやってみて合計10人ほどが見てくれた……らしい?? ただし見るだけでリアクションはなし(^^;)
 しょせんは顔出ししない配信の限界か? はたまた何をやってるのか初見ではわかってもらえなかったのか??
 単純に倍じゃきかないくらいに利用者の数に差があるはずなのに、なんでニコ生ライブのほうが見てもらえるのかわからない。あと、数が減らないのは、リアルタイムの視聴者の人数ではなくてただの延べ数をカウントする方式なのか?? 

 全体の下絵、イメージのラフを描いてみました♪ 細かいところを修正して本書き、色まで塗りたいのだけど、実際はどうなることやらw やることたくさんありすぎです(^^;)

②雑な下絵をもとに本書きしました(^o^)
 ライブ中はひたすら停止と再会を繰り返したのですが、ラインライブのように完全に停止してしまうわけではなくて自動的にオンオフを繰り返してくれるので作業には集中できます。
 ただし見る側のストレスはハンパない?
 ちなみに七人くらいが見てくれたらしいです♡

 メカキャラは描くのが大変ですね! 30分という制限時間の中ではなおさらなのですが、どこぞと違って通信環境が悪いとは言われても途中でライブがぶち切られたりはしないので、見かけの上では快調にやってられました。11人が見てくれたらしいのですが、コメントも何もないのでいまいち実感が…!
 制限時間がないライブでもやってみようと思いました。

 ちなみに自前のアンドロイド10のスマホではこれまでアウトカメラでのライブ撮影ができなかったのですが、アプリが更新されたことで出来るようになりました。良かった♡

 懲りずにライブ配信! それなりに挿し絵っぽくなってきましたかね? とりあえず中断したり再開したりを繰り返しながら、七人くらいが見てくれた模様です。と言うか、延べ数でカウントされて、リアルタイムの視聴者数はわからないみたいですね?

 何度もやっていく内に、少しずつリスナーの数が増えているような? とりあえず30分やれば十人くらいは見てくれるようになりました(^^) よくわかんないクルーズとかってのも来てくれたり?? 名物の弾幕はお目にかかれませんね(^^;)

 ※記事は随時に更新されていきます(^o^)

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DigitalIllustration ツイキャス ライブ配信アプリ

ブログ連動企画! 配信アプリ、ツイキャスやってみたw

 配信アプリの「ツイキャス」で動画ライブをやってみて、どのくらいのものが望めるのかを実際に検証してみようというブログ内ミニコーナーです♡ まずは収益化よりも宣伝効果を期待してこちらに挑戦してみました!
 ライブの内容は顔出しなしのパソコン作業、イラストソフトによる描画だけというかなり偏った内容、なおかつおじさん……という、かなりアウェーなカンジのライブとなります。

 環境・WI-FI、デスクトップパソコン、スマホ(アンドロイド10)、BGMに周囲の環境音を消すためにアプリでホワイトノイズを使用。顔出しはなしでパソコン作業に没頭。

①ちょろっとやってみた感覚では、はじめた瞬間から遅延が発生しているとのアラートが……? もっと腰を据えてやらないとわからないものか?? あまり慣れないライブ画面なので、まずはこれに慣れるところからと思いつつ、もうイヤになっている自分がいたりして(^_^;) ちょっと不安な今日この頃♡

②さらに時間をおいてやってみたところ、イラストソフトの不具合、スマホの不具合などで散々な結果に……! スマホがあればできる副業とは良く言われるけど、なかなかにそんなカンタンなものではないことを痛感させられることしきりです(^_^;) 

 ノベルの挿し絵を描いてみたのですが、これもなかなかうまく行かず。主人公のクマキャラが悪役みたいに? いろんな表情もきちんと描き込んでいかないとキャラが確立しないことが改めてわかりました♡

③とりあえずここまでやってみたのですが、まだ判断するには時期尚早にしても、あれ、ニコ生ライブのほうが見てもらえてなかったか?? という疑問にぶち当たり、比較対象としてニコ生でもライブをやってみることにしました!
 せめて多少なりとも宣伝効果ぐらいはあってほしいというわがままなのですが、相変わらず気が変わりやすい我が性格にうんざりもしています(^_^;) すぐに効果を望むこと自体が間違っているのはこれまでの経験上でわかっているんですが……! 

 ほぼ一週間ぶり、なのか? また懲りずに舞い戻ってやってみたのですが、こちらはアクティブユーザー数が一番との人気アプリのためか、あまり通信状況が良くないままに不完全燃焼で7分あまりで勝手にライブが切られてしまいました…! はちゃ~。
 どのライブアプリも時間帯によってはかなり落差があるみたいですね? 通信状況、必ず一回は不良だと通知が来るので!

 また日をおいてやってみたのですが、誰にも見てもらえずに終了(^^;) ただしライブの記録はツイッターのタイムラインに乗るせいか、そちらでスキを付けてもらえました。う~ん、もっと精力的にやり込めばフォロワーとかも望めるのか??

 ※記事は随時に更新されていきます(^o^)

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DigitalIllustration Lumania War Record Novel オリジナルノベル SF小説 キャラクターデザイン ファンタジーノベル ルマニア戦記

Fun drawing! Original Novel’s Illustration #02

 オリジナルノベル、「ルマニア戦記」の挿し絵の作製課程です♡ 基本はライブ配信で動画配信しているのですが、区切りのいいところでこちらでも画像をさらしていきます♪
 ちなみにおはなしは#004の二つめの挿し絵です(^^)

↑まずはおおよその構図ですね! キャラクターの位置関係やポーズをノベルの流れにそって表してみました。こんなカンジでいいものか?

↑はじめのおおよその構図を元に、ちょっと描き込みました!
 まだまだ雑ですが、あんまり時間をかけていられないので、これを参考に無理矢理下絵の線画を描き上げる予定です♪ さてはて、どうなりますことやら(^^;)

↑かなり無理矢理に下絵を完成(?)させました! そんなに重要な場面ではないからこれで次に進んでも構わないのですが、ベタ塗りまでなら簡単なのでやってしまう予定です♡

↑ベタ塗りしました! これ以降の陰影やハイライトは余裕があったらやりたいですね(^^)

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ルマニア戦記 #003

第一話 「実験機で初出撃!」

#003

 航空高度、およそ500メートル。
 手元の高度計ではそのように計測される、そこそこの低空飛行で機体が安定するのを確認する。
 頑丈なシートに太いベルトでみずからの身体をくくりつけた大柄なクマ族のパイロットは、しごく納得のいったそぶりでうなずいていた。

「ふうん。まあ、それなりに機体は仕上がっているのかな? 今のとこおかしな機体のブレや無駄なエンジンのうなりもしないし、すこぶる安定してるみたいだ。さすがに本国肝入りの新型実験機なだけのことはあって……! なるほどね、ならいざ本番の実戦って時もかくありたいもんだよな♡」

『……はい! というか、もう既に実戦ではありますが? ベアランド少尉どの! そちらはもうじき通常の通信回線可能域から抜けてしまいますので、非常時の通信は本国の衛星を介した秘匿回線にて願います。敵国側からの妨害電波の余波ですでに雑音、入っておりますか??』

 ただの独り言の感想に、すかさずして打てば響く小気味のいい返答だ。
 そんな回線越しの若い整備士の声には全幅の信頼と共にはっきりと応答するエースパイロットどのだった。

「わかってる! 大丈夫、信頼してるよ、コイツの性能と優秀なメカニックの腕前をね? あんまり無茶しないでくれとは言われてるけど、多少は無理しないと機体性能の試験にはならないから、まあ、そのあたりはさ……! せいぜい腕まくりして無事の帰還を願ってておくれよ♡」

「はっ、それはもちろんであります! ですが何度も申し上げますように、そちらの機体はまだ組み上がったばかりのあくまで実験機ではありますので……」

※↑挿し絵は一代前のデザインの主人公です(^^;)
 この第一話は全編以前のデザインで、第二話以降から最新版の主役のキャラデザインがお目見えします♡ ちなみにこちらもヒマがあれば随時に更新予定です♪

 既に通信回線が限界なのか、あるいはまだあどけなさの残る若いクマくんの言葉尻が濁っているのか、しばしの沈黙が起こる。
 だが普段から慌てず騒がず、何事にも鷹揚な態度と口ぶりのベアランドはまるで気にせずにひとりでしげしげとこの身の回りを見回した。
 全てが新品で鼻孔を刺激するほど真新しい匂いのこもるコクピットは、どこにも染みのひとつとありはしない。

「はあ、ほんとに安定してるよな? これが初めての稼働試験とは思えないくらいにものすごく乗り心地ってものがいいよ。このシートもこのでかい身体に合わせて無理のないサイズだし、あの狭苦しい量産型のコクピットとは打って変わった居住性だよな! ははん、快適快適!!」

 東の地平から顔を出す日の出に背中を照らされる機体は、さながら空中に仁王立ちして静止しているかのように地上からは見えるのだろう。
 実際にはそれなりの速度で西へ進んでいるのだが、背後にジェットの噴煙らしきもたなびかせないロボットは空にぼんやりと浮かぶ雲のようなありさまだ。

「フロート・フライト・システムだったけ? 従来のジェット・フライヤーとは一線を画しているとは聞いていたけど、さっぱりわけがわからないや! 通常のアーマーが標準装備する重力キャンセラーとはまた別ものとは言うけど、これってつまりは完全に機体の重量を相殺しちゃってるんだよね? ひょっとしたらこの質量とかも??」

 しきりと太い首を傾げてひとりごとめいたことを漏らそうとも、あいにくともう整備士からの応答はない。
 思いあまってついには自身も一緒に乗り込もうとしたのを寸前で押しとどめてつまみ出したのを今となっては少し残念に思いながら、いよいよ実戦の時が近いことを意識した。
 折しもそこに聞きなじんだ同僚のなじるような叱咤が飛び込んでくる。

「ごちゃごちゃうっせえよ! こちとらもう戦場なんだから、今はてめえの目の前だけに集中しやがれ!! 薄気味が悪いことそんなのんびりと空に浮かんでるだけじゃ、こけおどしにもなりゃしねえぜ? 後から譲ってくれなんてお願いされても敵機撃墜の星マークはくれてやらねえぞっ、どらっ、それじゃさっさとお先に失礼させてもうぜっ! こちとらノロマなクマ助の援護なんてはなっから期待しちゃいないんだ! あばよっ!!」

 一匹オオカミとは良くも言ったもので、まるで協調性のかけらもない相棒だ。
 この相変わらず口やかましいオオカミのがなりに耳がキンとなるクマだった。
 ひとしきり好き勝手なことをほざいたら地面を駆ける人型のロボット兵器、ギガ・アーマーの速度を前のめりにして上げていくその後ろ姿を高くから見下ろしてはかすかに肩をすくめてしまう。
 あちらの機体の管制アドバイザーとしてコンビを組んでいたはずの前線基地のブルドックは、さてはどんな顔をしていることやらだ。

「あらら、行っちゃった……! まったくせっかちさんなんだから♡ あれじゃ援護なんてできたもんじゃありゃしないよ、でも機体性能と戦況からするには、サポートに徹したほうが合理的なんだよな? この土手カボチャの新型ロボくんは……ん!」

 ……ビッピピ!

 現実に戦場に入ったことを告げる警告音が出し抜けに短く鳴り響く……!
 加えてただちに正面の大型モニターにいくつかのマーキングが赤く灯って、敵軍側の戦闘機がこちらに向かってくることを表示してくれる。
 いわゆるジェットフライヤーと類別される航空機タイプのものだった。
 おおざっぱに言えばロボットと称されるこちらとはまるで別カテゴリーのものなのだが、だからと言ってそうそう油断できたものではない。
 もっぱらのロボット兵器と通常兵器における戦いのセオリー通りならば、地対空で地面を駆ける相棒のギガ・アーマーを空から総攻撃したいところなのだろうが、あいにくとおなじ空中にこんな目立つものがのさばっているあたり、あちらはこの思惑が大いにはずれているのだろうか?
 五個のマーカーが足下の地面には脇目も振らずにまっすぐこちら目がけているのに内心であらら♪と舌なめずりするクマさんだ。

「おやおや、のんびりしてる間もないな。さてはこっちのほうがよっぽど目立つのかね? 今日が初お披露目でみんな物珍しさにびっくりしてるのかも知れないけど、あいにくとびっくりするのはこれからさ……! 悪いが手加減はしてやらないからね!!」

 初めて相対した時のそのあまりの異様さにギョッとした自分だが、それは敵陣営側にしても同様だろう。
 機体の性能面ではあらがいようがない新型のロボット兵器目がけて遠目から先制攻撃しかけてくる!
 対してモニターの中の小さなマーカーを拡大してそれらがどんなタイプの航空兵器か見定めるベアランドは冷静に手元の操縦桿を握りしめた。

「重装型ヘリコが3に、高機動フライヤーが2か! いきなりミサイルはキツイけど、果たしてコイツのコレが実体弾にもれっきとした効果があるか見るにはいい機会だな? どうれっと……!!」

 はじめは小さな点でしかなかった敵影が見る見る内にその色形を高精細モニターの中ではっきりとさせる。
 音速を超えるスピードで迫り来る二機の戦闘機がこちらの左右をかすめるように飛び去って行った!
 これらが伴うソニックブームの爆音はけたたましいはずだが、分厚い何重もの装甲に囲まれたこのコクピットまでは届かない。
 かすかな空気の振動を手元の操縦桿に伝えたくらいだろうか?
 飛び去り際にミサイルを2~3発、激しい機銃掃射と共に見舞ってくれる有人機だが、この機体にまで被害が及ぶことはなかった。
 代わりに周囲にいくつもの爆発を巻き起こす。
 この手前側で距離を取る大型の攻撃ヘリたちは、おなじく機銃とミサイルによる波状攻撃をたたみかけるものの、高速で飛来する鋼鉄の弓矢はだがしかし当ののんびりと空に浮かぶだけの鉄の巨人を撃ち抜くにはいたらず、あえなくどれもがその寸前ではじかれたかのような爆発を繰り返した。
 そのたびにまぶしいフラッシュとかすかな空気の揺れを伝えるが、それらを真顔でただまっすぐに見つめるクマのパイロットは少しもうろたえずに軽く受け流した。
 周囲のモニターは平常通りのオールグリーン。
 やはり機体に被害を受けたアラートも鳴らないのにひとしきり納得する。
 正面のモニターは爆煙越しの敵影をしっかりと捉えたままだ。そこにかすかにノイズが走るのになおさらしたり顔してご機嫌なうなりを発する。

「う~ん、なかなかいいカンジだな! はじめて聞いた時はちょっと眉唾ものだったんだけど、ちゃんと稼働してるよ、このフィールドシェルター、だったけ? 要はこの機体の主動力であるジェネレーターで発生させた強力な電磁フィールド、つまりはバリアってヤツなんだよな??」

 通常よりも一回りは大型の機体の胸部、ここに突き出す形で先端部に据えられた大型の電磁力場発生器による不可視のシールドの効果に満足顔でうなずいては、こうして実弾を防げたんだから最新アーマーのビームカノンもいけるだろうとにんまりとほくそ笑む。
 どうにもお気楽なさまだが、おまけにまったくの受け身で反撃をしない状況で剛毅なことこの上ないクマ助だ。
 おかげで相手との距離が縮まるばかりだが、それもある種の計算だったか?
 飛び去った背後の戦闘機を振り返りながら手元のパネルにすばやくこの利き手を走らせる!

「ようし、それじゃ今度はこっちの番だよな! 一度過ぎ去ってからすかさずにターンして背後からのバックアタック、挟み撃ちにしようってんだろうけど、あいにくこっちは後ろもバッチリいけるんだ! そおらっ!!」

 機首を回頭して今しも機体を反転させるべくした態勢の敵機にまばゆいオレンジの光が襲いかかる!
 大型の機体に無数に搭載したカノンが火を噴いたのだ。
 新型のアーマーでもごく希な最新装備をベアランドの機体はこれでもかとその身の内に抱え込んでいる。
 前後左右、異様に膨らんだ下半身の土手カボチャと見まがうスカート状の装甲には大小いくつもの発射口が口を開き、今か今かと眼光鋭く光りを放っていた。
 かくして背後のそれらからふたつずつ走った閃光は狙い違わず敵機を撃墜。
 ただちに爆煙まとわせて地面にたたき伏せることとあいなる。
 直後、空中にばさりとただようパラシュートにはもう目もくれずに正面に向き直る大グマは、残る三機の武装ヘリにもターゲットを定める。
 もはや手元のトリガーを引けばいいだけだった。
 そんな中で機銃掃射がやかましい敵機に向けて言い放つ。

「そっちのヤツらはみんな無人機なんだろ? さっきから攻撃がやたらと単調だもんな! だったらいいや、ちょっとコイツの性能を試させてもらうよ!」

 腹部に装備した大型粒子砲を一斉射すれば済むものを、あえてその他の機体装備で迎撃してくれる。
 そのゴツイ腕やブサイクな頭部にもキャノンのたぐいは搭載されていた。
 それらをひととおり試射するべく狙いを定めていく。
 正面にバリアを張ったままでは腹部のメインキャノンは威力を低減されてしまうので、接近戦においては必須の攻撃スキルだ。
 決着が付くまで3分とかからなかった。

「う~ん、両腕のアームカノンは腹部のサブカノンと同等くらいかな? ちょっと狙いを付けるのが難しいけど、慣れればそれなりには……! ああっ、ん、ん、この!!」

 最後の一機を蜂の巣にしてトドメを刺しながら、ちょっとさえない顔つきで愚痴っぽいことを言うエースパイロットだ。

「ああれれっ……なんだい、アタマのビームスプレッダーとレーザーカノンってのは見かけ倒しで実際は威嚇射撃くらいにしかならないんだな? こんなのよっぽど接近戦でもないと致命打になりやしないや!! いやはや、本番の対アーマーの前に試せて良かったよ。それじゃ……」

 いざ友軍の口やかましいオオカミの同僚機の援護に向かおうと視線を向けると、戦況はおおかたで決着がついていることを知る。
 敵軍はすでに撤退を開始、敵影らしきは目で見える範囲にはひとつも残っていなかった。
 戦況を伝える手元のモニターには同僚の戦果、敵軍アーマーの撃破数が3とある。
 それがご丁寧なことに機種類別も表示されているのに舌を巻くクマだった。

「あらら、すっかり先を越されちゃったな……! ま、かまわないんだけど♪ えーと、トカゲが二機に、その上級のオロチがイチか……!! これってどれもロートルの旧型機だよな? こんな場末の戦場だからうなずけなくもないけど、あんまり機体の性能差があったら試験運用にもならないような??」

 通信を開けば血気盛んなオオカミが何事か好き勝手なことをほざきそうだが、あんまり自慢ができたものでもないとどっちらけた顔つきする。
 すっかり静かになったコクピット内でどうしたものかと太い首を傾げるベアランドだが、その丸い耳にピンと短い電子音がまとわりついた。

「んっ……??」

 機体のセンサーが敵影なき空に何事かを捉えたのか、短いアラームが中途半端に鳴り響く。
 すぐに静かになるのだが、背後で白々と夜が明ける中、遠く西の地平はまだ暗い。
 そこにかすかな違和感を感じ取るクマだった。

「へぇ、なんだい、オンボロばっかりと思わせて、ずいぶんと勘のいいヤツがいるみたいだな……!」

 空中の機体を東へと反転させながら、背後の地平線に向けて意味深な目つきと口ぶりをするクマのパイロットだ。
 かくしてベアランド、ウルフハンド両少尉の新型機による初陣はめでたく勝利の内に幕を下ろすのだった。


 無事に前線基地に帰投したのは、それからおよそ一時間後のことであった。
 すっかりと夜が明けてまぶしい朝日に照らされるぼろい格納庫に目立ったキズのひとつとない新品の機体で潜り込む。
 ゆっくりと時間をかけて来たからボディを冷ます必要もないくらいだ。
 そうして既に待ち受けていた整備士の若いクマ族に誘導されるがままに一番デッキのハンガーではなくて、その手前の一段高いベッドに仰向けで機体を寝かしつける。
 コクピットのハッチを開くとそこからのっそりと身体を出して、大きく伸びをしてから機体の上を小走りに地面へと降り立った。
 見かけでかい図体が意外と機敏なさまで、痩せたクマ族の青年の前につける。
 若い整備士、リドルは敬礼してこれを迎えた。
 軽く敬礼して返すベアランドは背後のみずからの相棒に目線を向けながらに言う。

「おやおや、こんなふうにおねんねさせないといけないのかい? このぼくの土手カボチャくんは?」

「ハッ、ああ、あいにくとこちらには専用のハンガーがありませんので、この状態でないとこちらの整備が……! 将来的にこれが正式配属されるという新型戦艦には、それ用の専用デッキがあると思われますので、それまでは。なにはともあれ、無事のご帰還、まことにおめでとうございます!!」

「まあ、相手が相手だったからね? 正直、肩慣らしにもならなかったけど、無理矢理相手をしてもらったよ♡」

「新型機、このバンブギンの乗り心地はどうでありましたか?」

「はは、もちろん、整備士くんの腕がいいから抜群だったよ! 各種の機体装備も問題なく使えたし? すごいよな、特に胸部に搭載した不可視シールド、バリアだっけ?? こんなにデカいだけあって載っけてるエンジンのパワーがハンパじゃないもんな!!」

「あはは、いえ正直、最新型の装備過ぎてこちらでは手に余るくらいなのですが……! 実戦データはこちらで採取してルマニア本国への解析に回します。なにかこれと要望がありましたら……」

「ああ、うん。まあそうだな、装備に実体弾の兵装がないのがちょっと気に掛かるかな~? う~ん、ここで言ってもどうにもしようがないし、お金がかかる装備をてんこ盛りにしてもらってわがままかもしれないけどさ。見た目が派手なビーム兵器はおどしにも使えるけど、それだけだといざそっち向きの対策取られた時に面倒だろう??」

 じぶんよりも一回りも二回りもでかいクマの率直な意見に、これを真顔で聞く若いクマの機械工は難しい顔ではたと思案する。

「はあ、つまりは敵側もこちらと同様のシールドを装備してでありますか? バンブギンと同等のジェネレーターやシールド発生器はそうそう作れそうにありませんが、戦艦クラスならばなくもないんでしょうか? じぶんにはうまくお答えができませんが……」

「いや、いいんだ。いずれ必要に応じてだよな♡ それはそうと、このぼくのもうひとりの相棒、おっかないオオカミくんはどうしてるのかな? ちょっと言いたいことがあるんだけど……」

「はい? ウルフハウンド少尉どのでありますか? それでしたら……」

 メカニックの視線にならって背後を振り返ったその先に、通常のハンガーデッキにしっかりと収まった新型機と、その足下に見慣れたオオカミ族のパイロットの姿を見て取るクマだ。

「ああ、いたいた! なんだいすっかりおとなしくなって、せっかくの初陣で戦果も上げたんだから、もっとご機嫌になっていいんじゃないかい?」

「うるせえな……! やかましいしかめっツラのオヤジのせいでそんな気分すっかり吹き飛んじまったよ。たかが場末の前線基地の整備士のぶんざいでごちゃごちゃ文句垂れてきやがって……」

 渋いツラのオオカミはなおのこと不機嫌面でそっぽを向く。

「あれれ、なんだいもうおやじさんにしぼられちゃったの、こってりと? 旧型とは言え三機もアーマー撃破したのに! でもなるほどね~、みんな思うことはおんなじなんだなあ」

「うるせえよ! てめえはただのんびりと宙に浮いてただけじゃねえか! そんなヤツに言われることなんてこれっぱかしもありやしねえっ」

「ふふん、仕事はちゃんとしたよ♡ あいにくアーマーじゃないけど、フライヤー、五機撃墜♪」

「けっ、敵さんのアーマーを撃破してこそのアーマー乗りだろうが! それで援護しただなんてな口が裂けても言うんじゃねえぞっ、あとくだらねえ文句や冷やかしもだっ!!」

「つまりはひとりで突っ走って先行しすぎってことかい? いやはやほんとうのことだと思うけどもね?? あれじゃ援護のしようもないし、いざ相手に待ち伏せとかされたら……ああ、ちょっとは聞きなよ! 行っちゃった」

 さてはうるさがたのブルドックのオヤジに耳にタコができるほどに言われていたのだろう。
 そっぽを向いたままどこぞかへとさっさと歩いていく相棒に、肩をすくめてこれを見送る同僚のクマだ。
 おなじくどっちらけた表情の若い弟子が声をひそめる。

「さきほどうちの師匠からこっぴどく言われてひどい言い合いになってましたから。どちらもカンカンでした……!」

「あらら。そりゃこっちまで巻き添え食らわないように気をつけないとね! うん、それじゃひとっ風呂浴びてくるから、コイツのことよろしく頼むよ。ひとりで見るのかい?」

 いたずらっぽく目を見張らせるパイロットの兄貴に、弟分のクマくんははっきりとした物言いで返した。

「おかげさまで目立った外装の破損もありませんので! 何よりこのバンブギンのメンテナンスは自分に一任されております!!」

「さすがは愛弟子♡ でもあんまりムリはするんじゃないよ? バンブギン……か!」

 はじめしたり顔して了解しながら、何事か考え込む大柄なクマ族はやがてまたしきりとしたり顔する。
 その横できょとんとしたさまの整備士には笑って言うのだった。

「?」

「ああ、決めたよ。コイツの呼び方! 悪いけど、もっといい名前を思いついちゃったから」

 なおきょとんとしたさまの若いクマ族の少年に、おなじく若いクマ族の青年はなおさら明るく言い放つ。

「ランタン! そうとも、土手カボチャじゃあんまりだもんな? ね、どうだい、コイツにピッタリの名前だろう??」

「ランタン……提灯(ちょうちん)でありますか? ああ、なるほど」

 言われてすぐさまカボチャの提灯を思い浮かべてまさしくぴったりだと大いに納得する整備士に、パイロットは大きくウィンクしてうなずくのだった。

「じゃ、そういうことで♡ ということでお前もこれからよろしくな! ランタン!!」

 果たして歴史にその名を残すであろうでかグマとお化けカボチャのコンビが、今ここにめでたく誕生したのであった……!!

 ※次回に続く…!

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ルマニア戦記 #002

第一話 「実験機で初出撃!」

#002

 かつての建国からこれまで長い歴史があり、今ではそのほぼ半分を占める国有面積の広さから、一般に『ルマニア』と呼ばれる東の大陸。
 その内陸中央に王都を構える、若いパイロット達が生まれ育った巨大な王権国家からすれば、影では属州とも呼ばれる北西の辺境に位置する小国はかなりの田舎に違いなかった。
 おまけにその最前線の基地の外れも外れに位置するオンボロな予備格納庫はよそから見たらまさしく廃墟も同然だ。
 しかしながら今やもろもろの都合でこの屋上階に寝泊まりしている、すっかりよそ者扱いの士官候補生達は、更衣室を出た廊下の突き当たり、そこから壁伝いに続く長い階段をひたすらまっすぐに降りて行く。
 そうしてまた出くわした突き当たりをいつもなら右手の屋内にあるアーマーのハンガーデッキに向かうはずが、今日ばかりはこの左手、屋外へとつながるドアのノブを掴んでおもむろにこれをひねるのだ。
 ギイィッ……とさび付いたドアがきしむ音を立てて、そこから外界へと一歩踏み出せば、目の前でうっそうとしげる林の向こうに朝日が明るく昇るのが見て取れた。
 森の向こうに拓けた海岸線からかすかに吹き寄せる潮風を鼻の頭に感じて、くすぐったく思う大柄なクマ族のエースパイロットは、その場で大きく深呼吸するといつもの呑気な口ぶりする。

「んんっ……はあ、いい朝だな! いつぞやみたいなおかしな異臭騒ぎももうないし? 新型機で出撃するにはうってつけのお日柄だよ。なんだか今日はいいことありそうだ!」

「ケッ! なにを悠長なことを言ってやがるんだよ? 本来なら夜中にこっそりやってることを白昼堂々やらかそうってんだから、リスクのほうが付きものだろう! おまけにこんな快晴じゃ重要機密満載の新型をわざわざ真っ裸で敵さんにお披露目してやるようなもんだぜっ……ま、悪い気はしねえがよ? たっぷりとわからせてやれるんだ、このオレさまの腕っ節と新型機の実力を!!」

 背後に目をやるとただちに不機嫌面で見上げるオオカミの同僚の毒づきに、もう慣れっこの相棒はしたり顔してうなずく。

「はいはい! それじゃまずはご対面だよな? 長らく待ちわびた我らが愛しの新型機ちゃんたちと♡ 確か格納庫の前に集合だから、あっちに行けばいいのかな? ん、おっと、あそこにいるのって……!」

 たとえ基地の外れでも基本、敵国がある西側向きに発進路が造られるのはどの格納庫でも同じだ。
 南の裏口から出て来た都合、回れ右して大股で高い外壁沿いに進んで行くと、その先のまだ宵の暗さが残る西の空を背景にして忽然とひとりの青年が待ち構えるのがわかる。
 見知った顔でまだ表情に少なからぬ幼さが残る若者は、見るから華奢でやせっぽちでも胸を張ったきりっとした立ち姿の敬礼でみずからの上官である二人のパイロットらを出迎えた。
 きびきびとした歯切れのいい口調で朝の冷えた空気を震わせる。

「ハッ! おはようございますっ、ベアランド准尉どの、ウルフハウンド准尉どの! お待ちしておりました!! おふたりの機体はすでにどちらも準備が整っております、どうぞこちらへ……あっ」

 じぶんと同じ大型のクマ族とは言いながら、ずいぶんと頼りない見てくれの痩せた少年機械工兵を見下ろすマッチョなでかグマのパイロットだ。
 こちらへ赴任してからかれこれ半年あまり、もう慣れ親しんだ仲でもあり、とかく親しげな笑みで返す。

「いいからいいから、そんな固くなりなさんな、リドル! お迎えご苦労さん。昨日は一晩中大変だったんだろう、おやっさんと? だったらもっと楽にしてなよ、ここからはこのぼくたちが気を張る番なんだから! ……あれ、どうしたの?」

「あっ、てなんだよ? 機械小僧?? まさか何かしら気になることがあるってのか、本国から来たオレらのアーマーによ。見た目が頼りなくてもいざ機械のことにかけちゃこっちはとっくに信用してるんだ、今さらヘタな隠し事なんざ言いっこなしだぜ!」

 後ろから長い鼻面の顔を出すオオカミもやや不審げに問うのに、ちょっと慌てたそぶりの男子は改めてふたりのバイロットに対して最敬礼する。

「いえっ、失礼しました! すっかり失念しておりましたっ、申し訳ありません! 本日付けでどちらも一階級昇進されておりますので、正しくは、ベアランド少尉どの、ならびにウルフハウンド少尉どの、でありました!! 昇級、そして新型機の到着と併せてまことにおめでとうございます!」

「……え、そうだったっけ? ふ~ん、まあ別にいいよ、そんなの。あんまり気にしたことないし♡ 今のところ隊員がふたりしかいないへっぽこ部隊で、すっかりお荷物扱いされてるぼくらだもんね!」

「まあな、オレもどうでも構わねえよ、お飾りみたいな形式張った呼び名なんてな。それよか肝心のアーマーはしっかり組み上がっているんだよな?」

 気を張ったセリフをすっかり肩ですかされてしまう。
 思わず苦笑いになるメカニックはみずからも固かった身体の力を抜いて、落ち着いた年相応の口ぶりとなる。

「あははっ、はい、それはもちろん! 最終点検は親方が了解済みでありますので。どちらもすぐに起動できます。早くご覧に入れたいので、どうぞこちらへ!」

 ふたりのパイロットを視線で背後へと招いてみずからは早足で駆けっていくのに、一瞬互いの目を見合わせて建物の真正面へと向き直る新米の士官たちだ。
 荒れ放題の滑走路を大股で踏みならしては西の空をバックに、いつもなら大きく開け放たれた間口が今だけはサビだらけのシャッターで閉ざされたオンボロ格納庫と対峙する。

「う~ん、見れば見るほどオンボロだよな? こんなボロっちい格納庫にピカピカの新型のアーマーが配備されてるだなんて、まさか神様だって思いも寄らないってもんだよ」

「は、どうだかな? わりかし敵さんにも情報は筒抜けだったりすんじゃねえのか?? いつぞやの幽霊騒ぎが収まって、てっきりそれまで無人化してた対岸の前線基地の取り合いになると思いきや、あっちはそんなの目もくれずにこっちに攻め込んできてるんだろ? ろくな補給路の確保もないままによ。こっちのアーマー隊が手薄なのもいいこと、やつら少数部隊をひっきりなしに出したり引っ込めたりして、いざ基地を攻め落とすってほどでもないんだぜっ……やる気があるやらねえのやら!」

 どこかそっぽを向きながらの独り言じみたオオカミ、ウルフハウンドの物言いにちらりと視線を下ろす大柄なクマ、ベアランドは少しだけ思案顔して肩をすくめる。

「つまりはこっちの出方を見ているってのかい? なるほどね♡ わからなくはないけど、あっちにもあちらさんなりの都合があるのかも知れないよな? はっはあ、そうか、だったらなおさらワクワクしてきちゃったよ……!!」

「はっ??」

 怪訝な視線で見上げるしかめ面にまた肩をすくめる脳天気なクマは意味深な笑みを浮かべると、おまけいたずらっぽくパチリと片目をつむったりする。
 そうして視線でみずからの正面、巨大な廃屋と化した予備倉庫を示すのだった。
 若い機械整備士の背中越しに今しも大きな音を立ててシャッターが上がるのをそろって注目する。
 西の空はまだほんのりとしか明るくなかったが、屋内の照明が煌煌とたかれていたから見晴らしは良かった。
 奥に大きな人型をしたシルエットがあるのが気配としてわかるが、その手前、まずはやけに小柄な人影を見つけてそちらに目がいってしまうふたりの新米パイロットだ。

「おっ、おやっさん……! 相変わらずのしかめ面だな! あれが真顔なんだっけ? なんか怒ってるみたいに見えるけど、いやいや、内心は喜んでいるんだよな??」

「オレが知るかよ! 土台、あんなブサイクなむくれっ面じゃ判別するのはハナから無理だろ? とりあえず怒られるような筋合いはないぜ、今んとこはよ」

 すっかりどっちらけたさまで茶化すクマに、白け顔のオオカミも苦い口ぶりで返すばかりだ。

 するとそれを背中で聞いていた若い弟子のメカニックが親方にビシッと敬礼しながらも小声で返してきた。

「もちろん、怒ってません! きっと親方としても感慨がひとしおなんですよ……昨日は徹夜だったし! あと、あらかじめ言っておきますが、壊さないでくださいね? いきなり初陣で無茶とか、おふたりとも??」

 どこかこわごわとした口ぶりで視線をそろりと巡らせてくる、まだ若いながらも有能な整備士に、なおさら白けたさまのふたりのパイロットはどうにも微妙な反応で視線をあちこちにやるばかりだ。
 あんまり思わしくない空とぼけた顔つきそぶりに、付き合いまだ短いながらも相手の性格性質だとかを骨身に染みて思い知らされていたリドルと呼ばれるクマ族は、げんなりしたさまで肩を落とすのだった。

「はあっ、お願いですからね? 今のこちらの整備状況じゃ正直、小破以上の破損はもはや回復不能だと思われますから……! ちなみにそれに関しましてはうちの親方もまったくの同意見です」

「そいつはまた……! ほんと、ワクワクが止まらないよな?」

「たくっ、根性で直せよ! ん、おい、あのおやっさん、よもやこっちの声が聞こえてやがるのか? えらい勢いで睨んでやがるぜ!!」

 あいにくまだシャッターが上がりきらないから内側の全体像がどんなものだかわからない。
 しかしながらガタガタとした騒音混じりの中にもこの真ん中にでんと構えて仁王立ちした小柄な犬族のおやじだ。
 そのもういい年齢をした熟練の機械工がしゃがれた渋い声を張り上げる。
 おっかない顔つきもさることながら、見かけが小さかろうと腹から絞り出した一喝で相手を圧倒するだけの底知れぬ迫力みたいなものがあっただろう。
 この前線基地でも指折りの手練れにして、過去には大陸大海を股に掛けた数々の伝説を誇るという整備士界の巨匠の第一声は、やはり怒っているようなそれはけたたましいだみ声なのだった。

「おおい、やいこらっ、このボンクラども! シャキッとしやがれ!! おめえらが待ちに待った新鋭機のお目見えだろうがっ、そんなふぬけたツラで拝めるようなシロモノじゃありゃしねえぞ!!」

 朝っぱらから耳にキンキンと響くお叱りに思わず苦笑いのクマだ。
 隣のオオカミは小さく舌打ちしている。

「あらら、徹夜していてそのテンションはさすがに……!」

 たとえ相手が基地の最高責任者であってもみずからのとぼけたスタンスを崩すことがない天然キャラのクマ助ながら、その背後にあった巨大な人影が全貌をあらわにするにつれて有無もなくこの視線がそちらへと吸い寄せられる。
 いつもの軽口を叩きかけたはずが、思わずごくりと息ごと飲み込んでしまった。

「こいつはまた、思っていたよりもデカいな! えらい迫力とボリュームがあるように見えるけど、ちゃんと動くのかね? あとそれに……」

 三人そろって頭上を見上げて、いざ目にしたものの異様なまでの出で立ちに言葉を無くしてしまう。
 はじめの想像とは似ても似つかないくらいに既存のアーマーとはまるで別物の見てくれだ。
 左右に二体並んだ大型ロボの、特に右手に立っている物が……!
 ある程度のあらましはあらかじめに聞かされていたから、つまりはこれがじぶんの乗機なのだろうと判断するクマ、ベアランドはちょっと言葉に詰まりながらに思ったことをまんま天然で口走った。

「う~ん、なんかさ、えらくブサイクだよな? もうちょっとこう、カッコ良くは出来なかったのかね? ものすごい悪者みたいな面構えなんだけど、このぼくの新型のアーマーちゃんてば??」

 半分嘆きじみた率直な感想に、すぐ横合いから舌打ち混じりのツッコミが入った。

「ブサイクも何もてめえにそっくりだろうが! いいじゃねえか、あのくらい不気味な面構えのほうが相手に対して威嚇できるし、新開発の新型だって存分にアピールできるぜ? いいか悪いかは別としてよ」

「ははっ、はじめは従来機とおなじ犬型のヘッドだったのらしいのですが、もろもろの都合でクマ型(?)のアタマに設計し直したらしいです。もちろん実験機ですから後後においてはどうなるかわかりませんが……」

 若い整備士の取り繕うような言葉に、おまけ前からはしわがれ声がぶっちゃけた私見を投じてくれた。

※↑挿し絵は一代前のデザインの主人公です(^^;)
 この第一話は以前のデザインで、第二話以降から最新版の主役のキャラデザインがお目見え♡ こちらもヒマがあれば随時に更新予定です♪

「ふん、いっそおめえさんをモデルにしたんじゃねえのか? さほどブサイクってこともあるまいよ、ビーグルのヘッドにゃ乗り切らない機能が満載だから、あんなへちゃむくれたツラになるんだが、むしろ愛着が湧くってもんだろう!」

「んんっ……ぼくってばあんなにブサイクかい??」

「てめえのツラ鏡で見たことねえのかよ? はんっ、それよかこのオレ様のギャングはいい面構えしてるよな! 量産型のビーグルなんぞとは比べものにならないってぐらいにいかしたスタイルしてやがるぜ!!」

 肩を落とすクマにはいっそ冷たい口調で吐き捨てるオオカミの同僚だ。
 そうしてみずからが搭乗するもう一体のロボットをしげしげと見上げながら、いかにも納得したさまで言うのだった。
 するとその横合いからまた若いクマ族の整備士がやや不思議そうな顔つきでウルフハウンドに聞き返す。

「ギャング? この『ハウンド』のことでありますか?? ああはい、確かに現行の主力量産機のビーグルを元に大幅に発展改良させた機体ではありますが……」

「いいんだよ! 猟犬だなんてやぼったい名前で呼ぶにはもったいねえ機体だろ? コイツは今日から晴れてこのオレ様の相棒、その名も『ギャングスター』に決定だ!!」

「は、はあっ……」

 ちょっと戸惑った顔のメカニックに、おんなじクマ族のパイロットが苦めの笑いでウィンクする。

「ま、いいんじゃないのかい? なんかカッコいいし♡ そうか、だったらぼくは何て呼べばいいのかな、このブサイクちゃんのこと……!」

「あん、名前ならちゃんとあるだろう? その、ほれ、なんつったか??」

 小さな歩幅で歩み寄るブルドックのオヤジがいかめしいツラを傾げさせるのに、弟子の痩せっぽちがただちに補足する。

「はっ、こちらの機体の正式名は『バンブギン』であります! まあ、おそらくはこのボディの特殊な形状がいかにもそれらしいところから、なのでしょうか??」

 大柄なボディの特に前にも左右にも突きだしたそれは特徴的な土手っ腹を指しながら言葉には納得顔のでかいクマだ。

「ああ、つまりは〝カボチャのお化け〟なのかい?? なるほどね、要はパンプキンからもじったんだろうけど、確かにそんなふうに見えなくもないし! でもなんかかわいげがないなぁ……」

 やはり冴えない様で見上げていたら、いきなりハンガーの奥のあたりでやかましい警告音が鳴り出した。
 同時に黄色いライトもそこかしこで点滅し出す。
 さっさと出撃しろという本部からの通達なのだと察してそれぞれみずからの足を踏み出すパイロットたちだ。
 かくして感動のご対面はごく短い内に終わり、そこから目の回るようなスピードで出撃となる。

 ※次回に続く…! 

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Fun drawing! Original Novel’s Illustration #001

 オリジナルノベル、「ルマニア戦記」のノベルに挿入する挿し絵の作製課程を公開していきます(^^)/ ちなみに気ままにライブ配信アプリで生の動画配信をやらかしていたりもします(^_^;) ペリスコープとかですね♡

 はじめは超~雑なアタリからですね! こちらは以前の挿し絵のリテイクなので、元の絵を参考にしながらの描画となります♡ ちなみに元のイラストがこちら↓

 主人公のクマキャラ、ベアランドのデザインが四代目に刷新されたので、それにならって挿し絵を更新するのですが、ぶっちゃけめんどくさいですね(>_<) ガンバ♡

 はじめの雑な棒人間のアタリに、またまた雑なアタリを被せて肉付けしました! このぼんやりした人型を目安として、元の挿し絵の構図を参考にしながら新しい主人公のモデルもにらみつつ、いざ挿し絵を描いていきます(^^)

 下絵になるキャラのデザインを雑に描き込み(^^)
 ヒマがないしこればかりに時間を割いていられないので、このラフ(?)を元にして強引にペン入れを強行したいです♡