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オリキャラデザイン! イヌキャラ、ケンス

モデルありきのインチキキャラ、通称「寄せキャラ」のデザインです。いわゆるコンビ芸人の、じゃないほう(?)の犬キャラで~す(^^)

 まったく似てくれる様子がないのですが、やっていく内にそれなりになってくれればいいものかととりあえずのデザインだけぶっぱなします(^^)/

 後は野となれ山となれ♥

 テキトーなアタリを描きます♥

 ちなみにモデルとなる人物の画像(バストアップ)と、実際にイメージとして落とし込む犬キャラのモデルとなる犬種の画像も並べて参考とします。

 ちなみに参考としている犬種は、この時点では「イングリッシュ・セッター(セター?)」です。

 この次にまた別の犬種を参考にしています。

 元の犬種が毛むくじゃらだったのに対して、モデルのイメージも考慮してもっとすらりとした細身の大型犬種に選び直しました。

 ちなみに「イングリッシュ・グレイハウンド」なのですが、この相方となるキャラも毛むくじゃらだったので、どっちももじゃもじゃだとコンビとして暑苦しいのではないかとこちらに転向となりました。

 こちらが毛むくじゃらの「ユーラシア」をモデルとした相方のキャラデザインです。

 毛むくじゃらのイメージは本人にも当てはまるのか?

 上記の相棒がどちらかと言えば太めなので、デブと痩せのコンビとして成立するのか??

 おおよそでカタチを決めました。

 ぶっちゃけ似てないっちゃあまったく似てない(笑)なのですが、描いているうちにどうにかなることを信じるしかありませんね!

 もひとつぶっちゃければ、必ずしも似てないと成立しないわけでもないですから!

 あくまで風味、ノリなんですかね(^^)

 おおよそでカタチを決めました!

 結果、やっぱり似ていないんですが、ノベルを進めていく内にそれなりになってくれることを信じています(^^;)

 これで完成?

 実際の犬種、グレイハウンドの画像を参考にしつつ、色を付けてみました(^^)

 モデルになった人物とそんなに遠くはない(?)と思われる見た目の犬種なのですが、やっぱりモデルとはほど遠いところに着地しました…!

 ま、しゃあないですね(^^;)

記事は随時に更新されます。



 

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スピンオフやってみよう!

モデルさんありき、でもまったく似ていないしやってることも似ても似つかない軍人やヤバいキャラばっかりの「寄せキャラ」を用いたルマニア戦記特別編、スピンオフをやってみることになりました(^o^)

 ちなみにまだキャラクターのデザインがまったく出来ていないので、これのキャラデザインやメカニックデザインなどを随時に更新して公開していきます♥

 詳細は解説ページリンクを以下に上げておきますので、そちらで確認ください(^o^)

 キャラデザイン

 あえて誰がモデルとは言いませんが、某お笑いタレントさんがイメージとしてあります。

 誰だか分かりますかね?

 ちなみに本スピンオフストーリーの主役となるキャラです。

 このキャラは本編でもじきに登場予定なのですが、肝心の本編自体が足踏み状態なので、いつらなったら出てくるのかまったくわからないのが実情ですね…!!

 スピンオフ主人公の相棒となるキャラですが、コンビなのでこちらも主役キャラですね!

 世間一般ではじゃないほう~とかも言われてるのか??

 こちらも寄せキャラなのですが、まったくモデルににてくれませんね!

 大丈夫なのか??

 ちなみに上官となるパイロットキャラです(^^)

 メカニックデザイン

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オリキャラデザイン! イヌキャラ、コッバス

オリジナルノベルのキャラで実在の人物がモチーフの「寄せキャラ」によるスピンオフをやらかすために懲りずに新キャラをデザイン(^^)

 おおざっぱなアタリですね!

 ちなみに某お笑いタレントさんがモデルにもなるのですが、うまく行くかは神のみぞ知るです(^^)

 はじめのアタリを元にして、ちょっと肉付けしました♥

 ちなみに基本となるイヌキャラのモチーフは、有名犬種のシェパード、厳密には「ジャーマン・シェパード」です。

 ドーベルマンとどっちにするか悩みましたが、これの相棒となるキャラがそっちのほうが似つかわしいカンジがしたので、こちらにしました。

 さらに肉付け♥

 う~ん、どうなんだろう??

 ぼんやりとながらキャラの見た目が決まってきたのですが、あいにくとモデルのなったタレントさんとはかなりの開きが…!

 やればやるほどビミョーになるような??

 全身のイメージも固めていきます。

 なんかビミョー?

 なんやかんやで結果、こんなカンジになりました(^^)

 ちなみにコスチュームはクマキャラの主人公が着用しているのとおんなじなのですが、パイロットスーツの胸当てと肩の部分のプロテクターを外した軽装タイプの仕様となります。

 ガタイがいかついクマ族と違ってスピードや身軽さを重視する傾向があるイヌ族はこちらのほうがお好みみたいで♥

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アプリ ツイキャス ワードプレス

ライブ配信大迷走!ツイキャスに賭けろ!?

いざやってみたら通信環境が悪いと言われてすぐにぶった切られるライブ配信アプリ(T_T)今現在はまともにできるのがツイキャスだけ(笑)なので、当面はこちらに力を注いでみることになりました(^o^)

 ちょっと前まではツイキャスも通信環境が悪いと言われていた気がするのですが、今のところはちゃんと出来ているみたいです。何ででしょうね??

2020.11.19.AM3:00~

 ちなみにツイキャスは30分の時間制限があります。

 延長はできないんですかね?

 ニコ生との違いがイマイチわかりにくいのですが、とりあえずやれば何人かには見てもらえるのは一緒みたいです♥

 ライブ履歴が二回なのに対して、ライブ回数が6となっていますが、四回は失敗しただけのことです(^^;) あはは。

 とりあえずは時間いっぱいまで自作のノベルの朗読とかキャラの説明をやってみたのですが、カミカミで地獄絵図みたいなことになっていましたね(^^;)

 途中で一度だけコメントをいただけました♥

読み上げのアプリを併用しているのできちんとコメを読み上げてくれるのですが、いきなりなのでビックリもしましたね!

 ツイキャスも収益化が可能らしいのですが、ハードルが高いようなのであんまり期待はしていません。

 次回は歌を歌ったりイラストソフトでキャラデザとかをやってみたいと思います。ガンバ♥

記事は随時に更新されます。

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twitter 再出発!!

@oonukitatsuya01 のアカウントを新しく取得!! フォロワーゼロからはじめました♥

 もともとSNSでの作法にうとい筆者なのですが、それでもどうにかやっていこうとせっせとtwitterで宣伝活動を開始しました! ちなみにイラリクも募集していたりします(^^)

 

 プロフィールってこんなカンジでいいんですかね?

 アイコンはこまめに変えていきたいのですが、なにせ飽きっぽいものぐさなおじさんなのでどうなることやら(^_^;)

 フォローされるコツって何かあるんですかね??

 以下そのツイートです♥

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オリジナルノベルのメカキャラデザイン! 敵のロボキャラ、その①

主人公たちと敵対する勢力側のメカ、戦闘ロボのデザインをやっていきます(^^)/

 ノベルを進めているつれ、これから主人公たちが対戦するはずの相手側のキャラや敵メカがまだデザインできていないこと(!)に気が付いて、今さらながらにやっていきます(^^;)

 [データ・スペック]

#006の中盤以降から登場予定。

 海上戦対応型ギガ・アーマー
機体名称
 イルカ…標準型アーマー。両脚のホバー(マリンジェット)で高速機動。飛行能力はない。標準型の兵装装備。  

 シャチ…大型アーマー、指揮官機。標準型の兵装の他に、専用の高火力装備を備える。 

 サーペント…新型機

これまでの敵メカのデザイン

 主人公のライバルとなるキャラたちやメカのデザインです。
 フルカラー版は下記にあるリンクから(^^)/

実際にデザインしてみよう(^^)

 ギガ・アーマー「イルカ」
 海洋戦対応型アーマー。海中潜行可能。
 通常型。一般兵(パイロット)向け。

 おおよそのアタリです。

 なんか失敗気味?

アタリを元にもうちょっと描き込んでみました♪

 なんかイマイチですね(^^;)

記事は随時に更新されます♡

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オリジナルノベルのキャラクターデザイン、悪役編

 ルマニア戦記における重要なキャラで悪役でもあるクマキャラのデザインです(^^)

 ちなみにこれと良く似たキャラクターが、主人公のごく近くにいたりします♪ 関係性があるのかないのか?
 キャラクターの名前にも含みがあったりします♡

 パズル・ガーゴイル

 まずはセオリー通り(?)に下描きのポージング、あたりを描いてみました。

 もうちょっと具体的なあたりを描き込んでみます。

 ちなみにライブ配信サイトのアプリで配信しながらなのですが、さっぱりひとが来てくれませんでしたね(^^;)

 もうちょっと描き込み…!

 なんかぼんやりとキャラのあらましが見えてきました♡

 記事は随時に更新していきます(^^)

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ルマニア戦記/Lumania War Record #006

#006


 Part1

 田舎の前線基地を発ってから、およそ丸二日――。

 その日の朝方に予定にあった中継地点にたどり着いたベアランドだが、そこにはもうすでに仲間たちの姿は無かった。

 ただひとりだけ待ち受けていた若いクマ族の補給機のパイロットにおおよそのいきさつを聞いて、それからすぐにじぶんたちも中立地帯のオアシス都市国家を飛び立つこととなる。

 事態はことのほか、急を要していた。

 幸いにも機体にこれと目立った損傷がないことで、移動しながら機体の点検、オールグリーンだと年少のクマから聞かされるこちらもまだ若い青年のクマ族は、ご機嫌なさまで大きくうなずく。

「はっはん! 傍目には3対1の大ピンチってヤツをさ、頭脳戦でまんまと無傷で勝ち抜いてやったからね♡ そうだ、あとでシーサーにお礼を言わないと。あいつがぶっ壊してくれた赤いふとっちょのアーマー、やっぱり調子が悪かったみたいでさ、土手っ腹に不意打ちでビームをぶちかましたら見事にうろたえまくってくれてたもんね? おかげですんなりとバックれられたし! 広い戦場でいずれまた巡り会うこともあるのかなぁ、そしたら今度はちゃんとお相手してあげないと♪」

「はあ、ほぼ無傷であったのはさすがに驚きました! 自分もちょっとは覚悟をしていましたから。ウルフハウンド少尉どのは無理をしなくていいとおっしゃっていましたが、このタイミングならばひょっとしたらこちらのほうが早く目的地にたどり着けるのではないでしょうか?」

 いくら有能で腕のいいメンテナンスでも、ろくな設備もない中でひとりではこんなデカブツのアーマーはどうにも手に余るのだろう。

 そんなちょっとほっとしたさまのリドルの言葉にはしたり顔して返す隊長さんだ。

「まあね? とは言ってもあちらさんは予定を早めてさっさと製造港(ドック)を出発しちまうんだろう? 極秘開発があっさりとバレて敵さんにあぶり出されるカンジでさ! 西岸一帯にいくつもダミーの港があるんだから、ただちに袋だたきになんかされないまでも、出来上がったばっかりなのが護衛のアーマーもなしの丸腰じゃしんどいよな。さあて、どうしたもんだか……!」

「はい! 機密を保持する以上、こちらからヘタに通信するのは得策ではないかと。でもそれではあちらの状況がまるで掴めませんし、援軍であるこのぼくらとの連携も取れません!」

「まあね。ごちゃついた状況の把握ってのは、俯瞰で見るのが一番手っ取り早いんだよな? てことはそうだな、一発あれをやるしかないか! 前にもシーサーの時にやったことあるし、距離を稼ぐのには打って付けだもんな、このぼくのランタンが特技、必殺の弾道ミサイルダイブ!!」

 そう言いながらもひとりでしごく合点するのに、はじめモニターの中で不思議そうな顔したクマ族がはたと首を傾げる。

 ※テキストと画像は随時に更新されます(^^)


「はい? 弾道、ミサイル……?? あ、それをやるならもっとちゃんとしたチェックを! 大陸間弾道ミサイルさながらの弾道軌道で大気圏を突っ切るだなんて、普通のアーマーにはできない芸当でありますから!!」

「あっは、まあまあ! そこは細かいこと言いっこなしで♡ この際なんだからさ。リドルはなるたけ急いで追っかけておいで。はじめに見た時より見た目がいかつくなったけど、それってローターエンジンを増設して航行能力をより高めたんだろ? さてはおやっさんの取り計らいで本国からはるばる送ってきたんだ!」

 話をすり替えられて調子が狂う若いクマはこれに戸惑いながらに返した。

「あ、はい。おかげでウルフハウンド少尉どのたちに置いてけぼりにされました。手伝いが必要なら怪力のベアランド隊長どのがおられるとかで……あはは。でも実際は現地のスタッフさんに助けてもらいましたから。でもそれだから先発の少尉どのたちよりも先に新造戦艦、『トライ・アゲイン』には合流できます!」

「ん、ああ、そっか、トライ・アゲイン……か! そんな名前だったっけ? そうか、なら善は急げだな! 時期を逸してそれこそが名前の通りにまた「再挑戦」だなんてことになったら笑うに笑えないもんね。ようし、エンジン全開、ぼくらの新しいお家(うち)に向かってはりきってぶっ飛ばすよっっ!!!」


 Part2

 ベアランドたちがバタつきはじめた頃とほぼ同時刻――。

 ところ変わって、こちらは大陸西岸域に位置する某地方国家の大きな港街だ。

 巨大な港湾施設がコンクリで固められた岸壁にそびえる。

 いわゆる大型の大規模造船所施設なのだが、高層ビルが縦にそのまますっぽり入るほどの直径の円筒を横に据えたカタチの建造物は、およそただごとではない異様な見てくれだ。

 事実、それを裏付けるかにしてこの巨大な円筒の暗がりには何やら巨大な物陰がそびえ、無言で鎮座する。

 それが大陸中央に位置する大国により密かに建造されていた最新型の軍艦だとはまだ一般には知る者はいないはずだ。

 そんな静けさに満ちたドックに、突如としてかまびすしい警報がわんわんと鳴り響く。

 半円型の特殊巨大ドーム内の照明が灯され、闇に座していた新造戦艦の巨大な勇姿を浮かび上がらせた。

 ※イラストは随時に更新されます。

 すでに海面からは巨大な船体を浮かせた航空航行をスタンバイさせていた戦艦の最上部、メインブリッジとなる中央戦術作戦指揮所の中に、あるひとりのブリッジクルーの声が響いた。

「艦長! グレッカ港湾行政本部より、本艦のただちの出港、港および都市部より離れた海上への待避要請が入っております!」

 ブリッジ中央に据えられた大型の艦長席に腰を据える人物へ向けて緊迫した物言いに、対するこの艦長とおぼしき男は無言でただアゴをうなずかせる。

 物思いにふけるような厳しい眼差しでただまっすぐ先を見据えるベテランの軍人に、まだ若い見た目の通信士の犬族の男は困惑したさまで続ける。

「たく、これでもう三度目です。こっちはまだ出来たてホヤホヤでろくな試験飛行もしちゃいないのに、冷たいったらありゃしませんぜ! おまけに肝心のアーマー部隊だっていやしないのに、丸裸で戦場に出撃しろだなんてな、あっちの守備隊のアーマーを回すくらいの機転を利かせろってもんでしょうに? そう言ってやりましょうか??」

「やめなさいよ、ビグル軍曹……!」

 おなじく犬族の通信士で若い女性のクルーにたしなめられるが、これと隣り合わせで座る男は嫌気のさした顔を左隣に向けて肩をすくめさせる。

 ブリッジ内は緊迫した空気が漂うが、それまで無言だった初老の艦長は険しい表情でやがては重苦しい言葉を発した。

「……いや、言ったところでおよそ無駄だろう。あちらはあちらで都合がある。大国の横暴で港を長らくいいように占領されて、あげく戦火にまみれるだなどと馬鹿を見るようなことは間違っても避けたい、しごくまっとうな意見だろう。こちらも文句を言えた義理ではないものだしな……!」

 一呼吸置いて、それからまた重たい口調のセリフを続ける艦長だ。

「やむを得まい。港湾には了解の旨を伝えておけ。こちらはただちに発進、街には戦火の及ばない沖合の洋上へと艦を遠ざけると……! メインエンジン、第一、第二、予備運転から戦闘出力運転に切り替え! 副エンジンも順次にフルモードに移行、全力をもって艦の運航に当たれ! これは試験運転ではない!! 全艦に通達、本艦はこれより出航、戦闘状態に突入する!!」

 号令を立て続けにかます壮年のスカンク族にあたりの空気が一変する。

 艦長席の正面に据えられたメインモニターのスピーカー越し、動力機関ブロックやその他の部署からの了解の返答が幾重にもこだました。

 武者震いするみたいに全身を小刻みに揺らす犬族の通信士がそれでもまだどこかおどけたような調子で応答する。

「了解! 後に合流する予定のベアランド隊にも打電を打ちます。貴公らの母艦はこれより戦闘に突入、早いとこ追いつかないと置いてけぼりになるぞっと! てか、ほんとうに間に合うんですかね? 奴さんたち」

「話では大した男なのらしいぞ? ちょっとやそっとの無茶なら平気でこなすような。そのための新型機でもあるのだし、期待だけはしておいてやろう……」

 また肩をすくめさせる通信士から目を離して、正面に向き直る艦長は真顔でさらなる号令を発した。

「本艦艦長、バルゼア・ンクスである。諸君らも知っての通り、ただ今はかなり困難な局面ではあるが、優秀なる諸君らの尽力の下、本艦は無事に危機を乗り越えることを信じて疑わない。この新型艦のちからを存分に見せつけてやろうぞ!!」

 軍では有名なベテランの鼓舞に、ただちに複数のスピーカーから気勢がどっとばかりにあふれ出す。

 これにより艦内の士気が上がるのを確認するスカンク族の艦長、バルゼア・ンクスはうむと小さくうなずいて、最後の号令を発令した。

「これより全艦、第一次戦闘態勢! 微速前進、ドックを離脱の後、面舵一杯! ただちにメインエンジン出力最大のこと!! 総員対ショック用意、公海上まで一気に突っ走れっ! さあ、晴れての初陣だ、思う存分に暴れてやるがいい!!」

 頭上のスピーカーからまた、おおお!と気勢が上がる。

 周りを見回せばそれぞれに緊迫した面持ちのクルーたちが了解して頭をうなずかせる。やはり緊張しているのか言葉が出て来なかったが、まだ若い士官候補たちを鼓舞するべく胸を張って仁王立ちする艦長はひときわに高く喉を震わせる。

「ルマニア軍最新鋭艦、フラッグシップのお披露目だ。今こそ世界にこの勇姿を見せつけてやろうぞ! 航空重巡洋艦『トライ・アゲイン』発進!!」

 

 ※こちらのセクションはまだ執筆途中です。随時に更新してまいります(^^)

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ルマニア戦記/Lumnia War Record #005

#005


 現地時間、AM3:30 


 作戦開始の時刻になった。

 まだ東の地平から朝日の気配も感じられぬ夜更けに、田舎の前線基地の外れにある見るからにオンボロなアーマーの格納庫には勇ましいロボット兵器のエンジン音がかまびすしく鳴り響く。

 まだ世間的には公表すらされていない二機の新型開発機と一機の旧型機種が、今しもスタートを切るべく横並びの直立不動で起立する。
 
 あいにく部隊にはまだ隊長格らしきが不在なもので、このデッキの主たるベテランメカニックのブルドックの親父の声を待つのだった。

 それだから最新鋭機のよりいかつい見てくれした機体の中でその身を落ち着ける若手のでかいクマのパイロットも、陽気な鼻歌交じりで例の味のあるしわがれ声が景気のいい号砲を放つのを今か今かと待ち受ける。

「ふっふふ~ん♪ さてはて、これでこの問題だらけのオンボロデッキともめでたくお別れだな! 配備先の新造戦艦にはそれ専用のハンガーデッキがあるっていうから、ずいぶんと気が楽になるよ。ただし頼りになるブルースのおやっさんはいないんだけど……」

 これを最後にしばらく世話になったこの基地とは永遠におさらばなのだが、となればベテランのメカニックとも長いお別れ、それなりに礼を言いたいところだ。

 だがあいにくと耳に入ってきたのは同僚の何かとつっけんどんなオオカミのものだった。

「おう、そろそろいいよな? つーか、そっちの合図がなけりゃこっちの出るタイミングがわからねえだろ。いいからぼけっとしてないでよろしく頼むぜ、ベアランドの隊長さんよ!」

「え、ああっ、そうだな……! て、隊長? あれ、シーサー、今なんて??」

 出し抜けのセリフにぽかんと口を開けてしまう。

 部隊を仕切る立場となる辞令などまだどこからも出されていないはずだ。

 ただの噂ぐらいでは聞いたことがあったが、実感が持てないところに無愛想な相棒から言われてひたすら目がキョトンとなる。

「隊長だよ! 何度も言わせやがるなっ!! はん、しっかりしやがれ、体力バカの野放図なクマと張り合っても疲れるだけだし、こちとら見てのとおりで生まれつき一匹オオカミな性分だから、隊長さんだなんて性に合いやしない。納得の上で譲ってやるんだぜ? だから今日から名実ともにあんたがこの部隊の大将だ!! そら、それじゃ先に行ってるぜっ!」

 一方的に言いたいことだけぶちまけると全身が銀灰色のスマートな機体がただちに前のめりにヒビだらけの滑走路を駆けっていく。

 通常のギガアーマーにはありえない身のこなしと駆け足のアーマーは、それこそあっという間に夜の暗闇にその姿を消し去ってしまった。

 それを半ばあっけにとられて見送るベアランドだ。

「あっ、シーサー! それじゃこの先の中継地点で無事に会おう! ……て、いいのかね? このぼくなんかで??」

 あいにくとこの己自身が部隊を仕切るのに適しているとも自覚していない呑気な若造だ。

 そう自分に問いかけてしまうのに、残る一機のアーマーからはまたなおさらに若い青年の言葉が掛けられてくる。

「はっ! いいのではありませんか? 自分もウルフハウンド少尉どのがおっしゃっていた通り、ベアランド少尉どのがきっと適任なのだと思われますので。どうかこの即席部隊を無事に目的地まで導いてください。それでは自分もウルフハウンド少尉を追って発進します。こちらはかろうじて空を飛べますが、巡航速度はどちらにも負けてしまいますので……では!」

「あっ、みんな気が早いな! でもリドル、おまえはあくまで補給機のパイロットなんだからムリなんかするんじゃないよ! 戦いはシーサーと基地の外で合流する第三部隊のみんなに任せてさ! あー、なんか緊張してきちゃったな? 責任重大だっ……」

 唯一空を飛んでの戦闘が可能な機体として、今回の作戦では部隊から独立した行動をする都合、ひとりだけ取り残されて居心地が悪くなる。

 ドックに残っているのはあとはじぶんとここのメカニックマンの親父さんだけだ。

 それとなんと別れを惜しんだものか考える間もなく当の野太くしわがれた声が二つの鼓膜をビン!と震わせる。

「ふん、今さら何を力んでいやがる? いつだって太平楽なクマ助が、柄にもねえこと言うんじゃねえや。いいか、こっちは可愛い弟子を預けてやるんだ、もっと堂々と構えてくれねえとおちおち昼寝もできやしねえだろうが! やっと御役御免で悠々自適な老後を過ごそうってのによ」

「ははっ! まいったな? まだそんな落ちぶれてもいないくせに! いずれまた可愛い息子さんには会わせてあげるから、それまでボケずに頑張っててくれよ、おやっさん? 危ない橋を渡るのはリドルじゃなくてぼくらパイロットの仕事なんだからさ! あいつは腕がべらぼうに立つスーパーメカニックってことで♡」

「フッ、そう願う。だがシビアな戦場はそんな建前ばかりじゃ通用しねえだろ? あいつだってそれなりには覚悟を決めているはずだ。何はともあれよろしく頼むぜ、クマ助、ベアランドよ」

「約束するよ……! それじゃ、ベアランド小隊、新たなる戦地を目指してこれより出陣、互いの幸運と再会を祈る!」

 物言いが達観した声の主はその姿こそ見えなかったが、きっとどこかで見守ってくれているのだとわかっていた。

 ブルドック族特有のしわくちゃな顔がなおさらしわくちゃになるのを見せまいとして、どこか物陰にひそんでいるのだと。

 まだ未明の暗い空に、最後の新型アーマーもゆっくりと滑走路を滑空してはやがて暗い空へと飛び立っていく。

 目指すは大陸西岸の僻地の属領。

 新たなる戦いが幕を開けようとしていた。


「えっと、ぼくらがこれから乗り込む予定の最新鋭の新造戦艦、いわゆる旗艦、フラッグシップって言うのかな? ずいぶとん大きくて見栄えがいいけど、ほんとにこの設計モデルの図面のとおりにできてるのかね? あとこの船の名前の『T・A』って、なんの略だったっけ??」

 正面のディスプレイに大写しに映し出されたうわさの戦艦の模型図を半分がた猜疑の眼差しで見上げながら、う~んと腕組みするクマ族のパイロットだ。

 俗にルマニアと称される東大陸の西岸に位置する属領で秘密裏に建造されている新型の大規模航空巡洋艦は、そこにみずからが乗るこの新型機のアーマーの専用ドックが配備され、これまでより充実した整備と補給が可能となる。

 一緒に田舎の前線基地を出発したじぶんよりも若いクマ族のメカニックの受け売りだが、母国の首都とは比べものにもならないひなびた地方のそれよりは格段に環境が良くなることは間違いがないのだろう。

 見渡す限りを自然に囲まれてしばらくはご無沙汰していた無機質でメカニカルな空間が待ち遠しいクマの若きエースは自然と鼻歌まじりで操縦桿を握っていた。

 大陸北西の辺境国家からは、目的地まではおおよそ三日ほどかかるだろう。

 もとい厳密には一日とちょっとなのだが、二手に分かれて出発したウルフハウンドたちの別働隊が陸路であることから必然的にそのようになる。

 こちらは機体の性能で単身空路なのだが、直線で突っ切れるところをわざわざ回り道しての航路、ずっと北側よりのコース取りとなった。

 しばらくは敵国との国境ギリギリを進む陸路部隊の隠密行動を支援すべく、みずからが囮となってより目立つ高空をのんびりと巡航、なるたけ敵の注意を引きつけつつ、のらりくらりと立ち回ってからただちに戦域を離脱、南下した先の砂漠のオアシス都市国家群の中立地帯で仲間と合流、後に目的地までの道のりを無事に踏破する……!

 言えばなるほど単純だが、やるのは至難の離れ業だ。

 いかにアーマーの性能が良くとも限度はある。

 致命打を食らえば、はい、それまで。

 そこまで行かなくとも自身が巡洋艦までたどり着くのが困難となり、最悪どことも知れぬ山奥や砂漠でひとりぼっちで遭難だなんてことにもなりかねないのだから。

「ふっふ~ん♪ ん……っ」

 風に吹かれようがビクともしない鋼鉄の巨大兵器の体内でうずくまるクマはいかにも呑気なさまだが、これがやがて何かを予期したかのごとく正面のディスプレイの図面を消してその先に見えた青い空に目を凝らす。

 基地をたってからおよそ三時間ほど。

 それまで静かだったコクピット内にけたたましい警報が鳴り響いたのは、その直後の事だ。

 ※ストーリーと挿し絵は随時に更新されていきます!

「おっと、ようやくおいでなすったか……! 反応が三つ! やっぱりあの厄介なのとその取り巻き連中さんたちかい、ん、でもあっちのあの赤いおデブさんのヤツって、確かこの前シーサーとやり合って……?」

 やがてモニターに最大望遠で映し出された、色からカタチからそれぞれに特徴がある見慣れない機体に合点がいったり首を傾げたりのベアランドだ。

 したり顔して舌なめずりしていた。

「そのそろいもそろってカテゴリー識別不明の機体ってばさ、つまりはきみらも新型機の運用実験ってヤツをしてるんだろ? ははん、お互い大変だよな! でも機体性能ではあいにく負けてないんだ、このぼくのランタンは! さあ、この前の続き、楽しい一騎打ちをしようか? そうとも銀色のやたら速いきみは、もうはなからそのつもりなんだろ??」

 これまでの相手の戦いぶりからあちらは機体の性能を試すのが最大の目的なのだと知れていた。

 万一にも手傷を負えば、あっさりときびすを返す。

 ただし中でも一機だけ。

 そう、おそらくはリーダー格にあたるのだろう隊長機らしきは執拗にこちらとの正面切っての戦いを挑みかけてきた。

 まるで強い敵との戦いを望むかのごとく、ライバルを求めるがごとくにだ。

 そのかたくなな相手の胸の内があまり理解しかねる陽気なクマさんは苦笑いで応じてやるのだ。

「ほんとにしつこいよな! だったらこっちも本気にならざるおえないよ、後悔しても恨みっこなしだからね!!」


 コクピットの中でひとり意気を上げるクマに対し、こちらはもう一方の敵方、三機のアーマー追撃部隊。

 中でもレーダーに捉えた標的をモニターの正面に睨み据える、眼光鋭いひとりの男がいた。

 その顔つきを見ればまだ若いのだろうが、一分のスキもない堂々たるさまで深くシートにその身を落ち着ける。

 それがやがては独り言かのように静かに言葉を発した。

「……ふむ。このようなわかりやすい場所で、加えて単機で、ずいぶんと呑気なありさまだな。相変わらずひょうひょうとしたやつばらよ。見つけて下さいと言わんばかりの不用心ぶり。セオリーは一切無視、か……」

 冷静なさまで互いの射程距離まであとギリギリに迫る大型の敵アーマーを見つめる、若いキツネ族のパイロットだ。

 かくて相手の意図するところをこれと真顔で推測している内に、それを脇から渋い声音が茶化すように言い当ててくれる。

「はあ、やっぱり囮(おとり)ってヤツですかね? ありゃあ??はなしじゃあいつ以外の別動部隊が海岸線沿いに先行してるらしいんですが、えらい勢いで追尾しきれないらしいですぜ! 国境の守備隊はあっさりとまかれちまって、今はもう隣国の山岳地帯をひたすら爆走中だとか。相手になるのは目下、こうしてお空を飛べるこの俺達くらいなんですが……」

「あいにくこっちにヤマを張っちまってそっちはすっかりノーマーク! いいや、もとよりそんなもん相手にする気なんてありやしないんでしょう、我らが隊長殿は? なんせ出会ってからこれまであっちのデカブツくんにゾッコンなんだから!!」

 左に続いて右からも含んだような低めの声音が届いて、口元をかすかにゆがめるキツネのパイロットは鼻先から軽く息を吐く。

「いかにも。興味はない。わたしの狙う獲物は目下、あれのみだ。それ以外は捨て置いてかまわぬ。どれ、ここからは手はずどおりだ。貴様らは一切、あれに手出しをするな」

 鋭い視線を左右に流して、また正面に向き直る隊長どのだ。

 するとこれに少しだけ不服なさまでまただみ声がぼやく。

 正面のモニターの左右に四角い小窓が現れて、左側に映った見るからにタヌキ面したタヌキ族のベテランパイロットが大柄な身体を露骨にすくませる。

 これにまた右側の小窓に映ったこちらは小柄なイタチ族でやはりベテランとおぼしきパイロットが応じた。

 間髪入れぬテンポの良さだ。

 さてはいいコンビなのらしかった。

「了解! ですがいざって時は、旦那、俺等はただのお飾りじゃねえんだ、必要と見たらすかさず横ヤリ入れますぜ? うまそうなごちそうにさっきから武者震いが、腕が鳴ってしょうがねえ! ま、万が一にもそんなことはないんだろうが……」

「たりめーよ! やいブンの字っ、おれらの旦那を誰だと思ってやがる? なにを隠そうこのお方こそが東の空に敵なしの『神速の雷刃(らいじん)』、二の太刀(たち)いらずのキュウビ カタナ様だろうが!!」

「ふっ、いかにも無用の心配だ。だがブンブ中尉、貴様の機体は前回の戦いにおいて少なからぬダメージを受けているのだろう。あれとの戦いにいかようにして割って入るつもりなのだ? おまえたちは見届け人であればいい。結果は知れているのだから」

 キツネ族の隊長はおよそ自分よりも一回り以上は年上のベテランたちを部下に従えているのだとわかる。

 気勢をあげる左右からの文句をしれっと聞き流してひらりとやり返す。

「うっ、そこを突かれたらもはやぐうの音も出ませんぜ! ちきしょー、俺もアイツと遊びたかったぜー、こちとら試したいことが山とあるのに!!」

「諦めろよ、旦那がいる以上、しょせんおれらには出る幕なんてありやしないんだ。せいぜい敵のアーマーのモニターに徹して本部にゴマを擦ってやるくらいだろ、ま、大事な新品の機体を損傷させちまったその修理の代金くらいにはなるだろうさ?」

「ううっ、おめーもいちいちチクチクきやがるよな! このすかしっぺめ! せいぜい蚊蜻蛉(かとんぼ)よろしく鳴いてろよ、間違っても巻き添えくらって地べたにたたき落とされねえようにな!!」

 左右の耳で威勢のいい掛け合いをやはり涼しい顔で聞き流すキツネの隊長だ。

 これが足下のアクセルペダルをゆっくりと踏み込む。

「双方、このわたしの『ゼロシキ』の射程はわかっているな? こちらから良いと言うまでは間違っても入ってくるな。ゴッペ中尉も機体の身軽なのをいいことに目障りな動きは無用、この場にとどまるのが無難だ。巻き添えを食いたくないのなら?」

「へいっ、こいつは参った、おれまで一発入れられちまった! 了解、おおせのままに。旦那のお楽しみの邪魔は間違ってもしやしませんぜ」

「あ~あ、たく、俺等、完全に三下扱いだな? こんなことなら別動隊の追撃にでも向かってれば良かったぜ!」

「笑止。その機体では前回の二の舞がせいぜいだろう? ならば次に取っておけ。あの二番手のアーマーもその実力はただならぬ物がある。万全でなければ貴様らでも手に余るほどにな」

「ぐぬぬっ……!」

「どの局面においても油断は大敵よ。それが故にわたしはすでに認めている。見てくれいっかな正体の知れぬあれこそが、その実この生涯においても真のライバル、それたりえることを……!」

「へぇ、そこまでですかい?」

「いざ、参る!」 

 全身を渋いシルバーにまとった鋭角のシルエットの機体がうなりを上げて前方、全身緑に塗りたくられた見た目ブサイクなロボットへと挑みかかる。


 ビッ、ビピッ、ピーーー!

 耳に障る鋭いビープ音!

 警報とほぼ同時のタイミングでメインモニターの奥に控える銀色の機体が突如、真正面から急接近してくる!!

「おいでなすった! やっぱりキミかい!!」

 三機捉えた敵影の中で、やはりはじめに動いたのは一番見慣れた渋い銀灰色の機影だ。

 その見かけ大型の戦闘機が、爆音もろともしたギリギリの過ぎ去り際に直立反転、いきなり右手に構えた銃口を突きつけてくる……!!

 いやはや見てくれただの戦闘機、ジェットフライヤーだったはずだろう。

 それが手品のような抜く手も見せぬ素早さで人型のロボット、ギガ・アーマーへと変身変型していることに内心で舌を巻くベアランドだ。

「ほんとに器用だよな! 狙いも正確だし! あんな傍から見てビックリするくらいに単純な変型機構しといて、でもそれだけにまったくスキを見せずにバンバン早変わりしてるもんな!!」


 大型ロボット用にあつらわれたこれまた大型のハンドガンの銃弾を機体を背後にのけ反らせてギリギリでかわす。

 機体の前面に常時、不可視の電磁シールドを展開していても、至近距離で実体弾を食らってはおよそ無傷では済まされない。

 装備自体がまだ調整中の実験開発段階であり、熱粒子の半実体弾、いわゆるビームやレーザーのような光学兵器ならかなりの相殺効果を期待できるものが、旧来の武装にはこれまでの経験上ほぼフルパワーでオンにしなければしのぎきれないことがわかっていた。

 基本、火器管制と機体制御をひとりでこなさなければならないこの機体ではスイッチの切り返しはなかなかにホネだ。


「守りにばっかりちからを割いていたら、いざ攻撃や高速機動しようって時にパワー不足になっちゃうもんね? しっかしほんとにしつこいよな!!」

 続けて二撃、三撃と機銃掃射をぶちかましてくる相手に舌打ちして応戦、こちらも至近距離から相手目掛けて腹部のカノンをお見舞いする。

 複数ある中から一番火力のでかい正面の左右一門ずつのメインを発砲!

 この際、右手で引き金を引く寸前に左手でシールド制御のスイッチをoffにする。

 正面に強固な干渉フィールドを張ったままではビームの威力や精度射程を狂わせかねない。

 基本は一つの高出力エンジンで機体の全てを切り盛りしている都合、このほうがより攻撃系の兵装の威力を発揮できた。

 相手はシールドらしきを装備していないようだから当たればそれなり期待できたが、あいにくあっさりとこれを回避、またしても戦闘機形態となって上空へと逃げられてしまう。

「ああっ、もう、ほんとにめんどくさいな! キミってば!!」

 対してこれを背後、眼下の緑の海の中に見据えるキツネの隊長どのはかすかに喉を震わせてしごく納得した物の言い様だ。

「ふっ、かくも鈍重な見てくれの機体でよくもこのゼロシキの動きに付いてくる……! ならば貴様はよほど名のあるパイロットなのだろうな!?」

 相手の顔を見てみたいものだと内心で感心しながら、手元のスロットルレバーを一気に己側へと傾けた。

 機首を真下へと反転させた戦闘機が重力に飲まれるままに急降下、ブサイクな大型ロボめがけてダイブする!

「あっぶないな! でもそれでいきなり変型だなんてできやしないんだろっ? 激しいGがかかった状態でそんなことしたら自殺行為だもんなっ!! くうっ……!」

 目を見開いて迎え撃つベアランドは冷静にターゲットスコープの狙いを絞るが、あっという間に過ぎ去っていく敵影にまたしても舌を巻く。

 地面目掛けて突撃するくらいの勢いで飛び去った銀色の怪鳥は眼下に広がる緑の絨毯をギリギリにかすめながら旋回上昇、おまけにこちらへと機銃を掃射してきた。

 ぬかりがないこと戦闘機からロボットへ切り替えのタイミングが絶妙らしく、一秒とかからないように見える。

 機体にかかる重力や大気との摩擦、気流なども読んだ上での手品じみた機体さばきだと理解するクマはこれがゲームだったら白旗上げてやりたい気分だ。

「凄いプレッシャーだよ! キミってば正真正銘のエースパイロットだ!! あえて一騎打ちを挑んでくるのもそうだけど、お仲間さんもまるで動じていないもんな? ちょっと視界にチラチラするのが気になるけど、ん、待てよ……?」

 所詮は多勢に無勢だろう。

 強敵相手に無理に応戦するよりもどうにかお茶を濁してこの場を立ち去れないかと頭を巡らして、さっきからモニターの端っこに消えたり映ったりしている残りの二機に意識が向く。

 あちらは参戦するつもりはまるでないものらしいが、これをあえて巻き込むのもひとつの手かと頭の中の計算機がはじきだす。

 悪知恵ひらめいた悪童みたいな目付きで舌を見せるクマは操縦桿に全身の力を込めた。

「シーサーに感謝してやらないといけないね♡ ようし、そうと決まれば! 見てなよ、みんなビックリさせてやるぞ!!」
 
 真っ直ぐに向かってくる隊長機とおぼしき相手の機体と残りの二機との距離を測りながら、わざとうろたえたかに機体を後退させる。

 相手の機銃掃射をギリギリで交わしながら、接近戦を挑むアーマーにビームを見舞った。

「さすがに当たりやしないか! でもあいにくと狙いはそっちじゃないんだっ、本当の狙いってヤツは、そうらっ、食らえ!!」

 素早い動きに必死に食らいつくかに機体を旋回させて、また発射したメインのビームカノンの射線上にあったものは……!!

 #006へ続く……!

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オリジナルノベル、「ルマニア戦記」のオリジナルデザインシリーズとして、やむなく戦艦を描く運びとなりました…! 正直しんどいんですが、どうにかこうにかライブ配信がてらにやっていきたいです(^^;)

 イカロス級・重巡洋艦

 犬の艦長キャラたちが指揮を執る、ルマニア軍の新型戦艦です。速さと攻撃力、守備力も兼ね備えた万能タイプで、空を飛べたりもします♥ とりあえずのイメージをざっと描いてアタリをつけてみました。これでいいのか…?

 はじめのアタリを元にして、ちょっとディテールをイメージしてみました(^^) なんかゴテゴテしちゃってますかね?  スケールとしては主人公が乗る旗艦に次ぐくらいの大型のものを予定しているのですが、うまくサイズ感が出せません(^^;)
 以降、随時に更新予定です♡

 重巡洋艦 艦長キャラ

現在決まっている主力級戦艦の艦長さんたちのデザインです。
詳しくは以下の「寄せキャラ」の解説ページにて♪